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榊原輝重税理士事務所

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名古屋発 税理士アニキの感動!笑売

2015年3月20日

起業する方、事業準備している方に必要なこと~前篇~

確定申告も終わり、事務所の業務は「ほっ」と一息といきたいところですが、次の仕事へシフトチェンジです。

さ、がんばりますよ~

 

税務では税制改正が毎年行われます。

その施行日は年度始まりと決まっています。

つまり4月1日から始まるものが多いです。

 

春はすべてが新しく生まれ変わっていく季節。

新しいことを始めようと気持ちも切り替わります。

 

今年こそ起業をしよう、独立するぞ。

そう思われている方、素晴らしいですね。ぜひ応援させてください。

 

今まで税理士として、たくさんの方の開業、独立支援をしてきました。

そのなかで成功する人に共通していたことがあります。

それは

自分ドメインがしっかり立っている!!

 

事業を始めるとき、どんなきっかけ、目的で始めますか?

お金が儲かりそう、やってみたかった、夢をかなえたい、などいろいろです。

 

しかし成功している人は起業するときに、ちょっと立ち止まって自分と向き合い、

しっかりと「自分ドメイン」を作ってスタートしています。

 

なんとなくこんなふうにしたいではなく、言葉で自分の事業の価値を説明できるのです。

 

 

では自分ドメインの立て方を一緒に考えていきましょう。

 

自分ドメインを立てるのに参考になる本を一冊ご紹介しましょう。

この本は私も教科書として何度も何度も読み返し、起業しようとする方には必ずおススメしている一冊です。

 

『会社を替えても、あなたは変わらない~成長を描くための「事業計画」~』

(光文社新書・海老根智仁著)

 

まず「事業計画」を考えることから始めます。

事業計画は単にプランニングをするものと考えてはいけません。

 

「所詮計画でしょ」「実際はその通りいかないよね」

 

はい、その通りです。事業は失敗続きです。思ったように進むはずがありません。

だからといって、計画をおざなりに考えていいとはならないんですね。

いいですか、計画は、必ず実現するためにあると強く念じてくださいね。

ここが成功する人が違うところなのです。けっして計画倒れにしないのです。

 

海老根さんはその著書で事業計画を一本の木に例えています。

太いがあり、そこから枝葉が伸びています。その根元には気をはぐくむ土壌があります。

 ひと言で説明すると次の通りです。

 

土壌・・・経営者の「思い・経営ビジョン・企業理念」

 

幹・・・会社のコンセプト

 

枝葉・・・経営のオペレーション

 

 

まずはしっかりとした土壌があり、その上に幹がしっかりと立っています。

そして水をやり、太陽に当てることで枝葉が伸びていく。

 

まさに事業もその通りです。

順番を間違えてはいけません

幹である会社のコンセプトがあやふやなのに、枝葉である商品開発、販促活動を議論しても意味がありません。

 

 

いかがでしょうか。

 

皆さまが事業をしていくなかで、

土壌はしっかりとしていますか。

「思い」は言葉で伝えられるでしょうか。

 

 

土壌がしっかりと整ったら、いよいよ幹づくりです。

幹づくりでは、しっかりと太いものを立てたいですね。

 

はい、ここでしっかりとした幹づくりをするためにしておかなければならにことがあります。

それが「環境分析」です。

もしあなたが木をしっかりと育てたいなら、どこに植えますか。

日当たりのよいところ、水はけのよいところ、空気の流れがあって風当たりはさほどでもないところ。

そう考えるでしょう。

事業でも同じことがいえます。

 

 

具体的に行うのがSWOT分析です。

事業を営んでいる方なら一度や二度はしたことがあるかもしれません。

では具体的には・・・。

 

 

それは次回にお話しをすることにします。

 

 

 

あなたの事業で

土壌はなんですか。

思いは何ですか。

ビジョンは何ですか。

 

言葉にして近くにいるビジネスパートナーにお話ししてみてください。

税理士はそんな時もしっかりそばで聞く準備をして、楽しみに待っていますよ。

 

 

 

 

 

名古屋発!税理士アニキの感動!笑売

 は毎月1日、15日に更新しています。お楽しみに!!

 

2015年3月3日

住宅資金の贈与。順番を間違えないで。

確定申告も折り返しました。

泣いても笑ってもあと半月、2週間です。

がんばりますよ~。

 

さて、相続税の税制改正が27年よりはじまりました。

相続税対策をいろいろされている方がいるかもしれません。

 

今回の税制改正は増税も目的ではあるのですが、もうひとつ別に目的があります。

 

それは

お年寄りの財産を若い世代に渡すことを加速させる!

 

わが国では医療技術の発展、国民皆保険制度もあってお年寄りの寿命が延び、

一方で少子化が進んで人口ピラミッドがいびつになってきています。

 

財産を若い世代に移すことで生活を安定化し、

若い人に国を支えてくれるような仕組みに変えていきたいのです。

 

そこで若い人が住宅を取得しやすいようにと

親から子へ、祖父母から孫へ、住宅を買うための資金の贈与が非課税になっている特例があるのです。

贈与税の税率は高いですから効果は大きいですよ!

 

 

実は贈与の年によって税金のかからない金額は違っていて

 

平成24年 1,500万円

平成25年 1,200万円

平成27年 1,000万円

税金額にすると

231万円 ~470万円

も節税できることになります。

 

 

すごいですね~

利用しない手はないです。

 

 

しかし注意を要することがあります。

 

それは・・・

 

お金を贈与するタイミング!

 

たとえば次のケースでこの特例が使えるのか考えてみましょう。

 

① お金をもらった年に家を建てて住んだ場合

② お金をもらって翌年以降に建てて住んだ場合

③ ローンを組んで家を建て、住宅用にと親からもらったお金でローンを返した場合

 

いかがでしょう?

 

①~③のもらったお金は、住宅を建てるためにと、もらったお金です。

 

さて答えです。

 

①  ◎

もらったお金には贈与税はかかりません。

②  ×(△)

もらったお金には贈与税がかかります。ただある条件を満たしていればかからないこともあります。

③  ×

もらったお金には贈与税がかかります。ローンの返済は住宅を建てるための資金と税法は見ていないんですね。

 

え~~

住宅を取得するためのお金じゃーん。

 

そう言っても後の祭り。

早合点や自分判断は間違いの元。

 

贈与を考えている人は事前に、税理士に相談することをお勧めします。

 

 

 

 

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