2021年2月12日
節税ってどういうこと?
確定申告の時期がやってまいりました。
すでにご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、
緊急事態宣言が出されておりますので、申告期限が一か月延長され、
4月15日、となっております。
とはいえ、榊原事務所では、従来の3月15日を目標に申告を終わらせますよ!
お客様の節税のイメージ
確定申告するお客様は、なぜ税理士に依頼するのでしょうか。
専門用語がよく分からない
面倒くさい
計算が合っているか不安だ
損をするかもしれない
など、いろいろあると思います。
そのなかで、よくお願いされるものは、
「節税したい」
です。
税金を払い過ぎたくない、
よ~~~く、分かります。
私だって、払い過ぎたくない一人です(笑)
でも、ちょっと待ってください。
「節税」って何?
そもそもの定義やイメージが、お客様と私たち税理士と違っているかもしれません。
お客様の節税イメージは、
「少しでも支払う税金を少なくしてほしい
だから、税理士さん、頼むよ~」
では、ないでしょうか。
はい、仰せのとおりに!と景気よく返事をしたいところですが、
できることと、できないことがあるのです。
榊原の考える節税とは
私の考える「節税」は、
正しく税金計算をすると、節税になる
でございます。
税金計算は、法律で決まっています。
そして、その解釈も通達で示されています。
どう取り扱うかは、ほぼ決まっているのです。
もちろん、実務では、そのものズバリとならないケースもあるので、
裁判例や法令の読み方、解釈で判断することになります。
よく新聞で、著名な会社で税務調査があって、
「見解の違いで、税額が違っていたので、修正をしました」
記事をよく見ますね。
法律を読み解き、特例や措置法など、
細かな法令まで検討して、税額を計算する、
これが、「正しい税金計算」です。
もし、「無知」が原因で税金計算したら、税額が増えてしまった。
これは、「正しくない税金計算」なのです。
払い過ぎは、もったいないですよね!
特例や措置法を使おうとすると、
申告時期(すでに決算が終わっている時期)では、後の祭りとなるケースもあります。
決算の進行している年度内、もしくは始まる前に、
いろいろ手を打っておかないといけないこともあるのです。
ですので、申告時期に計算した税額に対して、
「先生、これは多すぎる~
もう少し安くならないの~」
と言われても、できないのです。
そう言って、もし安くなるとしたら、それは「節税」ではなく
「ごまかし」や「嘘」
あってはならないのですが「脱税」
となってしまうかもしれません。
これらは、けっしてやってはいけないことです。
どの税理士でも、「正しい税金計算」をして、
少しでもお客様の税金を払いすぎないように、努力されています。
その辺をよ~~く理解して、あまり無理をおっしゃらないでくださいね(苦笑)。
信頼のおける税理士に頼んで、「正しい税金計算」で
払いすぎないように、してくださいね!
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お楽しみに!