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榊原輝重税理士事務所

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名古屋発 税理士アニキの感動!笑売

2023年9月20日

愛知県は男性育休に100万円!

令和4年の出生数は80万人を割り、77万人となりました。

一方、高齢者(65歳以上)の総人口に占める割合は29%となり、いまや国民の10人に一人が80歳超となっています。

外国人が日本に来たら、びっくりしてこう言うでしょう。

 

「ニッポンって、おじいちゃんやおばあちゃんだらけやん!」

 

医療が発展し、国民皆保険制度のお陰で、平均寿命が延び、長寿が可能になりました。

これはこれで喜ばしいことではあります。

しかし、出生数が右肩下がり、お年寄りはますます長寿となると、税金や保険など社会福祉の原資が減って、国家が立ち行かなくなります。

 

何とか子どもを増やさなくては!

税金を使って、いろいろな支援が行政で行われています。

社会全体で子どもを増やすことが今の時代の要請なのですね。

 

 

育児・介護休業法とは

 

育児・介護休業法は、日本の労働法のひとつです。

育児や介護を行うために必要な期間の休業を取得することが定められています。
具体的には、以下のような内容となっています。

 

  • こどもが満1歳になるまで育児休業を取得できます
  • 保育所に入れないなどの場合には、例外的にこどもが満1歳6ヵ月になるまで延長できます
  • 保育所に入れないなどの理由で再度申請することで、最長2歳まで延長できます
  • 介護が必要な家族がいる場合、対象家族1人につき3回、通算93日まで介護休業を取得できます
  • 育児・介護休業を取得した期間中は、所定の給付金が支払われます
  • 育児・介護休業を取得する場合は、事前申請が必要です

 

もちろん、育児・介護休業を取得する権利は、女性だけでなく男性も持っているのですよ。

令和4年の改正では「産後パパ育休」が手厚くなりました。

 

 

愛知県では独自に100万円の助成金

 

私が子育て支援に参画した平成17年の男性の育児休暇取得率はわずか0.5%。1%にも満たしませんでした。

それがこの20年で少しずつ上がって、令和4年は17.1%とまでになりました。

とはいえ女性の取得率は80%をずっと超えています。

 

そこで私の住む愛知県では、なんと!

 

男性育児休暇を28日以上取らせると、その企業に100万円の奨励金を出す

ことになったのです。

 

対象になるのは中小企業です。

 

  • 常時雇用する従業員数が300人以下(資本金の規模は問わない)
  • 愛知県内に本社又は主たる事務所を有する法人(※)や個人事業主
    (※)会社、NPO法人、社会福祉法人、医療法人、学校法人、一般社団法人、事業協同組合 等
  • 雇用保険の適用事業所
  • 就業規則に育児休業制度を設けている
  • 対象従業員の育児休業取得状況等について、県Webサイトへの掲載に協力するとともに、
  • 自社のWebサイト(Webサイトがない場合は社内報や職場での掲示等)で公表する

 

対象になる男性従業員は以下が要件です。

 

  • 雇用保険の被保険者
  •  養育する子が2歳になるまでの間に通算14日以上の育児休業
    (産後パパ育休を含む※2023年4月1日以降に開始)を取得している
  • 育児休業開始日の直前2か月以上雇用されており、県内の事業所に
    勤務している

  • 育児休業終了後、原職等に復帰し、2カ月以上雇用されている

 

 

ぜひ、男性育休を推進して、奨励金をもらってください。

中小企業において、「主力となる社員に休まれるとつらい」

そう思う経営者の皆様の気持ち、よく分かります。

 

とはいえ、一度視点を変えて、男性育休が取れるようになったら、

どんな良い変化が会社起こるか想像してみてはいかがでしょうか。

 

もちろん、働いている社員の皆さんにヒアリングしても良いと思います。

 

 

それから、育休を取る男性社員の方へ。

取るだけ育休

では駄目ですよ。

パートナーとしっかり事前に話し合って、家庭のマネジメントを行ってください。

子育ては、自分育て。

たくさんの気づきが得られます。

会社に戻るときにはスケールアップしていることでしょう。

 

 

 

 

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2022年12月12日

租税教室で子どもたちと考えたこと

先日税理士会を通じてリクエストがあった租税教室へ行ってきました。

今回は中学3年生の皆さん相手にお話をしてきました。

税理士会では租税教室で伝える内容は主権者教育を柱としています。

 

「主人公は自分たち」

だから

「しっかり働いて税金を納める」

そして

「納めた税金の使い道は自分たちで決める」

 

 

 

国債は誰の借金?

 

 

生徒さんには日本のお財布の説明をします。

日本国の歳入と歳出が円グラフになっている図を使います。

歳入がお財布に入ってくるお金。

歳出がお財布から出ていくお金。

この金額は一致します。

 

自分のお財布を考えるとき、入金と出金のどちらから考えますか?

多くの方は入金から考えるのではないでしょうか。

そして入金のお金の範囲で出金を決めていくと思います。

 

国家は必ずしもそうではないように思われます。

まず出金ありきでそのあと入金を決めていく。

 

令和4年度のお財布は107兆6千億円です。

収入は税収となりますが、65兆2千億円でおよそ60%です。

残りのほとんどは国債発行で36兆9千億円、およそ35%を借金しています。

 

借りたお金は返さなければいけませんね。

支出のうち借金返済は24兆3千億円です。はっときづきますね。

返すお金<借りたお金

つまり借金は毎年10兆円強ずつ増えていっているのです。

 

う~~ん。

政府は「税収の範囲内でやっていこう」とは思わない、いや思えないのかな。

やっていこうとすれば国民はもっともっと我慢しなくっちゃいけないのかな。

 

金額が大きすぎてピンとこない、という方もいるでしょう。

これを説明するために財務省は国家のお財布を家庭に例えて説明しています。

年収650万円の家庭で支出が1,000万円、借金の残高は9,000万円。

毎年100万円ずつ借金が増えていきます。

 

ひえ~

私がこの家の跡取りなら逃げ出したくなります。

相続放棄します。

 

分かり易いけど、こんな疑問がわいてきます。

国家の借金は、いったい誰が返すのだろう?

国家の借金=国民の借金、じゃないよね?

国民が返さないといけないもの?

 

生徒さんへこの疑問を投げかけると、皆一様に考え込みます。

 

 

 

税金の使いみちを考えよう

 

 

税金を納めるのは憲法に書いてある義務だから仕方ないよ。

いえいえ集めたお金は国民が豊かで安心して暮らしていけるために使われるのです。

 

この12月になって来年度以降の予算を政府与党が議論しています。

どうも防衛費がぐんと増えるそうです。

ウクライナの戦争やお隣の国々の行動から、私たち国民は不安になってきています。

日本の国を守るために武器にお金をかける、それも一理あるでしょう。

国の安全を保障することも政府の大切な仕事です。

 

とはいえ限られた税金の使い道を考えるとき、

優先順位をつける議論があってしかるべきでしょう。

 

GDP比1%から2%へ。

これってたったの1%といえど倍増ですよね。

 

令和4年度は防衛費は5兆3,600億円でした。

一方で文教費、子どもたちへ未来への投資は5兆3,900億円です。

かろうじて文教費の方が多かった。

 

だけど来年以降、今まで教育費を越えたことがなかった防衛費が一気に抜き去っていきます。

 

将来を生きる子どもたちへ、どうお金を使うのか。

生徒さんたちは年齢的にまだ選挙権がありません。

子どもたちは税金の使い道をどう理解するのかな。

自分たちの未来がお年寄りによって決められていくなんてと思うのかしら。

 

 

この子たちの未来をより良いものにしてあげられるよう、

先に生きる私たちがしっかりと考えていきたいものです。

 

 

 

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2019年11月7日

ほめて育てるとは?

わが家には二人の子どもがいます。

一人は高校2年の女の子。

一人は中学1年の男の子。

 

とてもかわいくて、それこそ宝物。

一緒に過ごしているこの時間は、かけがえのない時間です。

 

でも、子どもたちは、いつかは巣立っていきます。

だから親は、子どもたちを独り立ちさせて、社会でしっかり生きていけるように、育てなければなりません。

一生懸命に子育てをしていますが、結果はどう出るか分かりません。

その意味では、正解がない問題を解いているようで、難しいものですね。

 

 

ほめて育てる

 

基本的には、私はほめて育てるのには賛成です。

しかし世の中には賛否両論があり、それこそWEBで「ほめて育てる」と入力したら、

山のように記事や批評、本やコメントが出てきます。

 

これだけあるというのも、正解がないとの証拠かもしれませんね。

 

私が感じるのは、バランスが大事ということです。

ほめるだけでもダメでしょう。

ほめずに困難だけ与えるのもダメでしょう。

子どもが小さい頃は、たくさんほめてあげればよいと思います。

 

「甘やかす」と「甘えさす」は似て非なるものだと思います。

過保護に振りすぎても自立を阻害してしまいますものね。

でも子どもが甘えてきたいときは、存分に甘えさせえればよいのでは、と思います。

それができるのも親だからでしょう。

 

子育ては、「自分育て」ともいえます。

わが子の様子が、まるで足りない自分の鏡を見せつけられているようで

笑えないこともたくさんあります(苦笑)。

 

 

子育ては人育て

 

子育ては人育てと似ています。

社長や事業主様なら、人を育てることにご苦労をなさっていることでしょう。

ひとりひとり、違った環境で大人になった人たちですから、

親が子を育てるのとわけが違います。

 

でも。

根本にあるものは同じように思います。

 

愛情をもって接する。

良いところを探し、認める。

 

「ほめて育てる」にもコツがあるように思います。

ただやみくもに、ほめるのではなく、その根源(リソース)を探して、その結果できたことをほめる。

「すごいね」「頭がいいね」では不足で、

「数字を分析する力がすごいね、だから論理に説得力があるんだね」というように、」

 承認と評価が伝わるようにしたいものです。

 

 

スタンフォード大学 キャロル・ドゥエック教授の行った有名な実験があります。

小学生たちにテストを受けさせます。

 

その生徒たちを2つのグループに分けます。

ひとつのグループには

「よくできたね!頭がいいんだね」

能力をほめます。

もう一つのグループには

「よくできたね!頑張ったね」

努力をほめます。

その後の子どもたちの勉強の意欲が高まったのは、

能力より努力をほめた方でした。

 

 

言うは易しですが、なかなかできません。

ほめ方って難しいです。

 

 

皆さんは、自信をもって人育て、できていますか。

 

 

 

 

 

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2018年7月6日

税金は未来を作る子どもたちのために

6月18日、大阪の高槻市で震度6弱の地震がありました。

小学生4年生の女の子が倒壊したブロック塀の下敷きになって亡くなりました。

 

このニュースを聞いて胸が痛んだ方も多かったのではないでしょうか。

そのブロック塀は、違法建築で、市の職員に聞いても「いつ作られたかもわからない」とずさんな管理が明らかになりました。

 

 

事故後、日本全国で緊急調査が行われ、多くの違法建築が放置されていることが分かりました。

 

 

日本の将来を、未来を背負って立つはずの子どもたち。

その子どもたちの学び舎には税金があまり投入されていません。

耐震診断はクリアしたけれど、建ってから4~50年経つ校舎、

バリアフリーとは程遠く、トイレだって和式のまま。

エアコンだってない。

子どもたちに聞くと「トイレは汚くて入りたくないから我慢する」と答えます。

 

 

 

政府総支出に対する学校教育費の比率はOECD最下位クラスと言われています。

とても悲しいことだと思います。

 

 

 

 

地震の翌日、国会ではIR法案(カジノ法案)が、強行採決されました。

わが国では、憲法の第84条に租税法律主義がうたわれています。

 

国会で法案が通るということは、そこに税金が投入されるということです。

 

 

今回のIR法案については、私はひどく残念に思いました。

審議時間も世論の賛同が少ないにもかかわらず、時間をかけて審議されたとは言えず、

経済効果もはっきりしないままです。

論者によれば、カジノを運営するのは実績のある海外の企業だとのうわさも。

もちろん、外貨を獲得することは、経済政策として重要であることを否定はしません。

 

 

 

でも、このタイミングで?

前日におきた痛ましい事故の後なのに、こうした法案を通すことに、

国会議員の皆さんは何とも思わないのでしょうか。

 

 

 

私たち親は子どものために頑張っています、頑張れます。

少しかもしれませんが、働いて税金を納めています。

 だから、

子どもたちの未来のために、税金を使ってほしい。

 

 

 

切なる願いです。

 

 

 

 

 

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2018年4月2日

毎日の振り返り、してますか

4月、新年度になりました。

 

皆さんのなかには、日記や日誌をつけていらっしゃる人も多いことでしょう。

では、なぜ日誌をつけるのか、

日誌をつけるといいことがあるのか、

考えたことはありますか。

 

 

 

あの球団では、新人から指導しています

 

 

プロ野球のある球団では、新人選手にはユニークな指導を行っています。

新人選手に日誌をつけることを習慣としてさせているのです。

ドラフトでは、継続的に日誌を付けられることをできそうな選手しかとらない、とも聞いたことがあります。

今年からメジャーリーグに移籍した、元日本ハムファイターズの大谷翔平選手はその一人です。

大谷選手は実は花巻東高校時代から目標シートを作り、毎日振り返りの日誌をつけていたそうです。

 

そして日本ハムファイターズへ入団。

くだんの球団はこちらで、ユニークな指導で有名な球団ですね。

高校時代からの習慣がプロに入ってからも継続し、その後の活躍はご存知の通り。

もちろん才能があるのは言うに及ばずですが、

すごい素質を持ってプロ野球選手に入ったとしても、

結局、鳴かず飛ばずで終わる選手が多いですから、大したものです。

 

 

 

振り返る習慣が大切

 

日誌に書くことは、その日の振り返り。

振り返ることで、自分を客観的に認識し

明日への課題を見つけ、

カイゼンしていくことが可能になるのです。

 

後から見返して、目で見て確認できることが大切なんですね。

 

 

実はウチの事務所でも、シャインズの皆さんや私自身も実践しています。

ここに紹介しますね。

 

① 今日できたこと

今日一日で、できたことを書いていきます。

できたことを書くというのは「自己肯定感」を高める作用があります。

 

② 今日もらった「ありがとう」

感謝をもらうと嬉しいですね。やる気につながります。

ありがとうを探すと「自己効力感」が高まり、人の役に立っていることが自覚できます。

やってみると分かりますが、意外と見つけられないものですよ。

 

③ もう一度やり直すとしたら

とはいえ、うまくいかないこともあるのが普通です。

できなかったこと、うまくいかなかったことを思い出すのは嫌ですが、

反省とカイゼンのアプローチを、「もう一度やり直すとしたら」で考えるのです。

具体的なイメージを伴わせるのです。

自分の脳に失敗ではなく、成功を上書きさせることで、次に活かすようにするのです

 

 

人間の記憶はあっという間に忘却の彼方へ。

だからこそ、毎日の振り返りが大切になってきます。

 

継続は力なり。

 

いずれその成果は大きな差になって表れてくるのだと思います。

 

人育てやも子育ても一緒ですね。

 

地道に、繰り返すこと。

劇的に効く薬はありません。

毎日の習慣が成長となるのだと思います。

 

 

 

 

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2018年2月2日

子どもの貧困とシングルママ

子どもの貧困率

 

先日、愛知県が主催する「子どもの貧困」について考えるシンポジウムに行ってきました。

2012年の調査で、子どもの貧困率が16.1%、6人に一人が貧困となっているデータに、衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか。

私もその一人です。

 

愛知県は、自治体として貧困対策のための調査を、沖縄県に引き続いて全国で2番目に行いました。

愛知県はモノづくりと農水産物が豊かで、県民の所得も安定しており、貧困率は5.9%と全国平均からかなり低い数字でありました。

 

とはいえ、何もしなくても良い、というものでもありません。

貧困にあえぐ子どもがひとりでもいる限り、手当を続けていかねばと思います。

親の貧困が子どもの貧困に連鎖する、これはデータから立証されています。

子どもの未来は明るいものであってほしい、

どの子にも等しく成長の機会と笑顔が行きわたることを願うばかりです。

 

私たちに何ができるのでしょうか。

 

 

子どもの貧困家庭の半数超がひとり親家庭

 

貧困家庭の半数超がひとり親です。これは愛知県も全国平均も変わりません。

ひとり親、特にシングルママへの支援は欠かせないのです。

男尊女卑とまで言いませんが、やはり男女間の賃金価格差はあきらかに存在しています。

母子家庭の母親の9割強は仕事に従事しているものの、

OECD(海外諸国)のデータと比較して貧困率が高い、と指摘されています。

働けど、お金がない。

だから長時間働く、環境の悪いところで働く、それが子どもの育ちに悪影響を与える、

そんな悪循環を引き起こしているのです。

 

 

法律上の結婚をしなければ税の救いが受けられない

 

ある人がつぶやきました。

「私の友人なんだけど、未婚の母でさ、寡婦控除が受けられないんだよね…」

 

そうなのです。

税金の世界では、ひとり親支援の前提は法律婚ありきで設計されているのです。

 

所得税法法上の「寡婦」は以下に規定されています。

・夫と死別し、または夫と離婚した後、婚姻をしていない人

 

配偶者控除もそうです。

・「配偶者」とは、婚姻の届出を出している配偶者をいい、いわゆる内縁関係の人は含まれません

 

相続税法でも同じく、内縁関係の人は相続人としてカウントされません。

 

「じゃあ、籍を入れれば済むじゃないか」

「結婚をしない選択をしているのは個人の判断でしょう」

 

そう意見をいう方もいらっしゃいます。

もちろん、その意見に反論する気はありません。

 

 

しかし

税の世界の根本思想である「弱者保護」に立てば

本来意思決定に参加できていない子どもに、

つらい環境となるのは私は看過できません。

 

 

貧困家庭を救うために、全国で「子ども食堂」が増えています。

子ども食堂ではボランティアでなさる人がたくさんいます。

それはとても有り難いことで、素晴らしいです。

 

とはいえ、善意の方にすべてを頼るのも不足でしょう。

 

税制や民法には、時代に合った変化と弱き者、特に子どもへの支援を期待したいものです。

 

 

 

 

 

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お楽しみに!

2015年1月31日

子ども子育て新制度が今春から始まります

先日、愛知県知事より、認定こども園、認可保育園の審議をする諮問委員にダブル拝命されました!

税理士という資格を活かし、財務視点から申請事業をチェックするのが仕事です。

平成27年春から法律が変わって新制度が始まります。

それに伴い、県の職員さんたちと準備をしていきます。

よりよい保育環境を整えるために!

しっかりと役割を果たしていきたいと思います。

 

 

子どもたちは日本の未来を担う宝です。

すくすくと育ってほしいと強く思います。

 

 

さて、2015年度の予算が発表されました。

常々言っていることですが、

お金には「入口」と「出口」がある!

国の税収は「入口」。

どう使われるかが「出口」。

 

 

しっかりとチェックしていきましょうね。

 

 

予算総額は96.3兆円

想像もつかないですねぇ。

 

「入口」である歳入。

そのうち税収は54.5兆円で、56.6%。

借金が36.8兆円で38%。

なんと4割近くを借金で賄うというのです・・・。

 

「出口」である歳出。

社会保障が31.5兆円で32.7%。

借金の返済に23.5兆円で24.4%。

 

借金を返すより13兆円も多く借りています。

どんどん雪だるまのように増えていくんです!

 

この借金を返すは誰でしょうか。

 

 

子どもたちです。

 

 

 

社会保障は31.5兆円と巨額ですが、そのうち7割は年金や介護、医療に使われています。

多くは「お年寄り」に使われている、といえるでしょう。

 

 つまり・・・

子どもたちからお金を借りて、お年寄りを支える。

 

 

色々思うことがあります。

 戦後の焼け野原から今の日本を作ってきた先輩には敬意と感謝をしています。

だから「今」がある。

でも・・・なんだか複雑です。

 

 

こんなことがありました。

 

消費税が10%に上がるのが先延ばしになり、

当てにしていた保育予算の原資がなくなってしまいました。

保育の現場では大騒ぎでした。

大臣の決裁が下りて予算が付けられ、ほっとしましたがその金額は5,100億円

 

未来を担う子どもたちへの投資としては、あまりにも少ないと思いませんか。

 

 

子どもたちの未来を作る。

それは今を生きている私たち大人です。

 

 

なにかしら役割を果たしてきたいものですね。

 

 

 

 

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2014年12月5日

あなたは、解けるかな?子ども税金クイズ

先日、税理士会の会務で区内にある大型スーパーにて「子ども税金クイズ」を行ってきました。

 

税理士会では子どもたち向けに税金の啓蒙活動として、子ども税金クイズ、租税教室などを行っているのです。

子どもたちがお小遣いでおもちゃを買ったとしても消費税はかかっており、子どもたちだって税金を納めているのです。

当たり前といえばそうなのでしょうが、市民が税金について正しく学ぶことはとても重要だと思っています。

 

 

今回のイベントは小学生相手で、事前にレクチャーをしてその後クイズを出す形式でしたが、なかなかの理解度でしたよ!

 

 

ちなみに出した問題を紹介しますので、一緒にやってみましょう!

さぁ、できるでしょうか。もちろん大の大人なら常識ですね!

 

では第1問。

Q.日本で消費税が始まったのはいつですか?

①明治  ②昭和  ③平成

 

続いて第2問。

Q.日本で救急車を利用した人はいくら払うでしょう?

①無料  ②ガソリン代実費  ③一律3万円

 

第3問へ行きますよ。

Q.国の税金についての法律を作るのは誰ですか?

①内閣総理大臣  ②裁判所  ③国会議員

 

それでは最後の問題。

Q.次のうち税金がかかるのはどれでしょう?

①ノーベル賞  ②宝くじの当選金  ③拾ったお金

 

いかがでしょうか。

 

全問スラスラ~っと解けましたか?

 

答え合わせをしましょう。

 

消費税が始まったのは、平成元年4月1日。

もう26年目なんですね。

最初の税率は3%でした。

 

 

救急車に乗ることはなかなかありませんから、ん?と考えちゃった人がいるかもしれません。

モチロン答えは無料。

すべて税金で賄われています。

ときにタクシー代わりに使うような人がると耳にします。それはちょっと困ったことですね。

 

 

税金の法律を作るのは、そう国会です。

子どもたちは「総理大臣!」と言うかと思ったのですが、いやいやしっかり答えていました。

間もなく衆議院の選挙ですね。

大人はしっかり権利行使をして、国会議員を選びたいものです。

 

 

さて、最後の問題は意外と引っかかったかもしれません。

税金がかかるのは、拾ったお金です。

宝くじにはかからないのですね。

というか、拾ったお金はまず警察に届けないと~!

 

 

イベントでは子どもたちと楽しく学んできました。

税金のことを学ぶのは、子どもだけではなく大人にとっても大切。

 

そして税金で考えてほしいことは、

 

「どう集めるか」ではなく「何に使うか」

 

だと思います。

 

 

この子どもたちによりよい社会をバトンタッチしていけるように、市民が賢くなって税金の使い道を決めていかねばなりませんね。

 

 

 

 

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2014年8月20日

子育て給付金はじまっています

今年の4月に消費税が上がりました。

 

同じ給料であれば使えるお金が減る訳ですから、子育て家庭には大きな痛手と言えます。

給料が上がればいいんですけどねぇ。

 

たとえば40万円の月給でしたら、正味の使えるお金(可処分所得と言います)はいくらになるかというと・・・

 

消費税が5% → 可処分所得は38万円

 

消費税が8% → 可処分所得は37万円

 

なんと1万円も減るのです。

 

 

ということで、政府は臨時的に子育て世帯にお金を給付することにしたのです。

正式には「子育て世帯臨時特例給付金」と言います。

中学生以下の子ども1人につき現金1万円が支給されます。

2人お子さんがいれば2万円、3人いれば3万円となります。

 

お住まいの市区町村に申請すればもらえますので、

ぜひお忘れなく申請をしてくださいね!

 

ここで知っておいてほしいことが一つあります。

市町村の課税はその年の1月1日を基準にして判定しています。

固定資産税や住民税が代表的な例です。

 

中学生以下が対象とされていますが、

お子さんが現在高校1年生でも支給されます。

 

それから注意してほしいことは

 

今年になって引っ越した

事情があって現在別のところに住んでいる

 

この場合は前の住所地での申請になります。

 

申請の締め切りがは早い自治体だと9月のところもあるようです。

申請を忘れてもらい損ねた~ってことがないように!

 

 

 

 

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