2021年8月12日
一燈を掲げる
東京オリンピックが終わり、まもなくパラリンピックが始まります。
そして高校野球の甲子園大会も始まりました。
いつもの夏なら、大いに盛り上がっているところでしょう。
しかし、子どもたちが夏休みに入るや否や、新型コロナウイルスの感染が止まらず、
デルタ株の感染力の強さが際立っています。
「コロナ疲れ」
なんて言葉をちらほら聞きます。
長いトンネルに、出口はまだか、まだかと不安が尽きません。
一燈を掲げて 暗夜を行く 暗夜を憂うことなかれ ただ一燈を頼め
不安という暗い夜道をまだ歩いていかねばならないと思うと、正直辛いですね。
昔見た時代劇では、夜道を歩いている町人は、手に提灯を持っていました。
灯りをもって、足元を照らすから、歩いて行けるのですね。
こちらは、幕末に活躍した儒家である佐藤一斎の「言志四録」からの言葉です。
佐藤一斎の教えは明治維新に大きな影響を与えました。
言志四録は西郷隆盛の終生の愛読書でもあります。
一燈とは、暗闇を歩くときに当時使った提灯です。今なら懐中電灯といったところでしょうか。
「一燈を掲げる」の一燈とは、その人の志です。
事業をなさる皆様、どうか大切な思いを、
志を、一つ掲げてください。
皆様の思いが、その一燈がお客様の足元を照らすのです。
一隅(いちぐう)を照らす、これすなわち国宝なり
最澄が言っています。
一燈で照らすのは、一隅でよいのです。
一隅とは、「ひとすみ」と読みます。意味は「かたすみ」です。
世の中すべてを明るくしろ、そういうことではありません。
お客様のかたすみさえ照らしてあげれば良いのです。
この苦難を皆さんの一燈で乗り切て行ってまいりましょう。
税理士としての使命
私にも一燈があります。
それは
未来を生きる子どもたちに、この国を素晴らしい社会にしてバトンを渡すこと
素晴らしい社会にするための原資として、納税を前向きに考えてくれる人が増えること
いま私たちが暮らす日本は、コロナ禍で大変な状況であります。
しかし、
平和で、自然も豊かで、食べるものに欠くことも無く、素晴らしい国です。
日本人として、忘れてはいけないことがあります。
それは先の戦争で焼け野原になったこの国を、
「豊かな未来」を作る一心で、
懸命に頑張っていただいた諸先輩たちのこと。
先輩たちが一生懸命働いて、税金を納めてくれたおかげで、
この国は復興してきたのです。
本当に「ありがたい」ことです。
だから。
私たちも同じようにしっかり働き、
この国の未来のために、
子どもたちのために、
税金を納めていかねばならないと思うのですね。
税金は、この国を素晴らしい社会にしていくための原資。
「恩を返す」のではなく「恩を送る」
その思いを広げたいと思います。
税金を納める人を「納税者」といいます。
納税者の中には「税金を払いたくない」とおっしゃる方がいます。
その気持ちはよ~くわかります。
私だって「余分な税金は納める必要はない」と思います。
正しい税の知識を持って正しい税金計算をし、
払い過ぎることなく
適正な納税を皆様にして頂くこと。
それが、税理士の使命だと考えています。
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【名古屋発!税理士アニキの感動!笑売】
は毎月10 日に更新します。
お楽しみに!
2020年9月11日
私たちの納める税金が、子どもたちの未来を作る
安倍総理大臣が辞任を発表しました。次の首相は菅さんになりそうです。
今後の日本の経済を、どう立て直すのか、私たち国民の生活をどう豊かにしていくのか、
国民の視点に立って、しっかりとやっていただきたいと思います。
コロナ禍でもらった給付金、その原資はどこから?
コロナ禍で行った財政出動は160兆円を超えました。
未曽有の危機ですから、なんともしようがありません。
財政出動を決めたのは、安倍首相をリーダーとする政府です。
政府は、国債を発行してお金を調達しました。
国債は、政府いわゆる国家の借金です。
借金は返さなくてはなりません。
この借金を返さなければならない人は誰でしょう?
安倍首相?国会議員?霞が関の役人たち?
いえ、私たち国民です。
この借金を返す原資は、なんでしょうか?
皆さんがこれから一生懸命働いて納める税金です。
確かに給付金はありがたいことではありますが、結局私たちが将来稼いで返していくことになるのです。
税金はどう使われていくのが良いのでしょう
いま私たちが暮らす日本は、平和で、自然も豊かで、食べるものに欠くことも無く、素晴らしい国だと思います。
しかし忘れてはいけないことがあります。
それは先の戦争で焼け野原になったこの国を、
「豊かな未来」を作る一心で懸命に頑張っていただいた諸先輩たちのことです。
先輩たちが一生懸命働いて、税金を納めてくれたおかげで、この国は復興してきたのです。
だから、同じように私たちもしっかり働き、
この国の未来のために、子どもたちのために、税金を納めていかねばならないと思うのです。
税金は、この国を素晴らしい社会にしていくための原資となります。
赤字は黒字に、黒字はより黒字に
税金は「儲け」にかかります。つまり利益が出て、初めて納めることになります。
私は会計人ですから、事業主様や社長様が「儲け」を出せるように、サポートをしております。
赤字の会社は黒字に、黒字の会社はより黒字に。
社長が元氣になれば、会社は元氣になります。
会社に元氣が出れば、必ず利益が出ます。
私は会計人として、社長を元氣にし、納税できる会社を増やしていきたいと思います。
税理士榊原輝重の実現したいこと
- 未来を生きる子どもたちに、この国を素晴らしい社会にしてバトンを渡すこと
- 素晴らしい社会にするための原資として、納税を前向きに考えてくれる人が増えること
大変な財政状況ではありますが、愛する子どもたちに、素晴らしい未来を贈れるように、
皆さんと共に一緒に手を携えて、頑張っていきたいと思います。
ニッコリ笑って、税金を納めるようになりましょう!
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2020年1月10日
2020年、年の初めに心にとどめておきたいこと
明けましておめでとうございます。
2020年、今年の夏は東京でオリンピックが行われます。
昨年は、「ONE TEAM」ラグビー日本代表が湧かせてくれました。
どんな感動が待ち受けているのでしょう、楽しみですね。
昨年は、公私ともいろいろあり、思うこと、考えることがありました。
孔子さまの言う「天命を知る」50歳の年だったわけですが、
残念ながら、降ってくることはなく(苦笑)、
ただ自分の未熟さを、思い知る年でありました。
最近はあまり書籍でも、テレビでも、取り上げられなくなりましたが、
去年は大殺界の最終年でもありました。
ここはもう、大殺界も抜けたことだし、今年は心機一転、
上を向いて、ポジティブに、笑顔で過ごしていきたいと思います。
私の住んでいる覚王山には、お釈迦様のお骨が収められている日泰寺があります。
毎朝散歩してお参りをし、お釈迦様と会話を続けております。
朝の澄んだ空気を深呼吸して体に入れます。
体操をして、元氣玉を作り体に取り込みます。
今日一日のエネルギーをいただきます。
そして、昨日あったこと、感じたこと、反省をしながら、今日一日をどう過ごすか、
気持ちを新たにするのです。
そうしていたら、ある言葉をいただきました。
慈悲喜捨。
お釈迦様の教えです。
2020年を始めるにあたり、この教えを常にそばにおいて、
毎日の営みをしていきたいと思います。
お釈迦様はこう説いています。
「上下、横、すべてのところ一切の世界を、
大きく広く、はかりしれない、怨みなく、
悪意のない、友愛の心で満たしなさい。
友愛の心を修すれば、
哀れみの心で満たす、
喜びの心で満たす、
平静な心で満たす、
心が解脱し、輪廻の原因はそこに残りません。
それが梵天と共存の道です」
慈悲とは、この世に生きているものに対し、心配し、助けてあげられるこころ。
喜とは、他者の安楽を自分の喜びと感じるこころ。
捨とは、自己と他者、敵と味方といった区別なく、人も見るこころ。
欲にまみれた私には、大変難しく、到底至らぬことですが、
少しでも、慈悲喜捨のこころが持てるように、努力していきたいと思います。
あくまで、見つめるのは自分。
そうありたい、と強く思います。
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2018年7月18日
社長業と税理士の役割
税理士稼業をしてきて11年(業界に入って20年)、たくさんの事業主様や社長様とお会いしてきました。
私自身も税理士事務所を開業しているので、事業主でもあります。
その中で、自分自身も含めて「社長業」とは何かを問い、
そして「税理士としての役割」「税理士・榊原輝重のあり方」を考えています。
社長業とは
社長とは、経営者とは、その役割はなんでしょうか?
売上を上げる。
商品のアイディアをだす。
マーケティングを考える。
人を採用する。
人材を育てる。
会社の理念を形にする。
お客様と交渉する。
決算の数字を読み取る。
税金を支払う。
新たなビジネスを創る。
さまざまなことが、出てくると思います。
ここで、問い直しましょう。
それはあなたしかできないことですか?
以前のブログでも書いた、何をすべきかの「DO」ではなく、
どうありたいか「BE」が大切です。
社長に業をくっつけて「社長業」とあえて言います。
社長業の最も重要なことを一つ上げるとしたら?
私は
決断
だと思います。
では決断とは、何でしょう。
捨てることを決める
ことだと思います。
判断するのは、中間管理職でも、スタッフでも鍛えればできますが、
決断ができるのは、経営者しかありません。
そこには大きな責任を伴います。
だからこそ、経営者がしなければならないんですね。
先日もここ10年でググッと成長している会社の社長様も、同じことをおっしゃっていました。
やはり成長している会社の社長は、さすがです。
実は、捨てることを決めると、いいことが起こります。
では、イメージしてください。
両手を上に向けておくと、天からいろいろなものが降ってきます。
両手はいっぱいになり、たとえいいものが降ってきても、手に入れることができませんね。
しかし捨てることで、片手は空っぽになり、それ手に入れることができるのです。
つまり、常に取捨選択の決断をし、片手を開けておくことで、
天から降ってくる運やチャンスを手にすることができるのです。
榊原輝重の考える税理士としての役割は
税理士は、税理士法によって定められている国家資格です。
その第1条に(1条というのは多くの法律で大切なことがまず書かれます)このように規定されています。
税理士は、税務に関する専門家として、
独立した公正な立場において、
申告納税制度の理念にそって、
納税義務者の信頼にこたえ、
租税に関する法令に規定された納税義務の
適正な実現を図ることを使命とする。
税理士は、お客様に報酬をもらいますが、
「独立した公正な立場」で、
「納税を適正に行う」
とされています。
決して、納税者有利とも徴収者有利とも、されていないのです。
つまり、適正な納税とは、無知によって『払い過ぎない』納税 だと思います。
税法は複雑で、毎年変わります。
私たち税理士は、専門家の誇りをもって学び、知識を得て、
それを適正に運用しようと努力しています。
ときに、
「報酬を支払っているんだから、ウチが儲かるような指導をしてほしい」
と言われることもあります。
税理士は、多くの会社を見ているので、会計上や経営上のことでアドバイスをします。
とはいえ、
経営において、売上を作り、利益を出していくのは経営者の仕事です。
サッカーに例えれば、ゴールを決めるのが社長、私たちはコーナーキックを上げるだけです。
税理士の意見が、経営者の「良い気づき」になれば、大変うれしいです。
事業主様や社長様には、
ぜひ税理士の役割を理解していただき、
うまく活用していただきたいと思います。
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2015年9月17日
税理士としての使命
驚きました。
税理士って、こんな活動もしているんですね。
新しく日本税理士会のキャラクターにホラン千秋さんが務めることになりました。
「税理士って、税の申告をお手伝いするだけでなく、
税の知識を活かして経営のサポートまでする、
中小企業のよきパートナーでもあるんです。
公平な税制のために国へ働きかけたり、
子どもたちに税の仕組みを教えたり、
なかには成年後見人となる税理士も。
改めて税理士の役割の大きさに驚きました。
私も税理士を頼りにしているひとりです」
ホラン千秋
いやいや~
頼りにしてもらうのは、職業冥利に尽きますね!
私にも税理士としての使命感があります。
それは
未来を生きる子どもたちに、この国を素晴らしい社会にしてバトンを渡すこと
素晴らしい社会にするための原資として、納税を前向きに考えてくれる人が増えること
いま私たちが暮らす日本は、
平和で、自然も豊かで、食べるものに欠くことも無く、素晴らしい国です。
しかし、忘れてはいけないことがあります。
それは先の戦争で焼け野原になったこの国を、
「豊かな未来」を作る一心で、
懸命に頑張っていただいた諸先輩たちのこと。
先輩たちが一生懸命働いて、税金を納めてくれたおかげで、
この国は復興してきたのです。
だから。
私たちも同じようにしっかり働き、
この国の未来のために、
子どもたちのために、
税金を納めていかねばならないと思うのですね。
税金は、この国を素晴らしい社会にしていくための原資。
「恩を返す」のではなく「恩を送る」
その思いを広げたいと思います。
税金を納める人を「納税者」といいます。
納税者の中には「税金を払いたくない」とおっしゃる方がいます。
その気持ちはよ~くわかります。
私だって「余分な税金は納める必要はない」と思います。
正しい税の知識を持って正しい税金計算をし、
払い過ぎることなく
適正な納税を皆様にして頂くこと。
それが、税理士の使命だと考えています。
もちろん、皆さんが頑張って納めた血税!!
使い途はしっかりチェックですけどね。
今回は少し暑苦しい内容になってしまいました。
秋が始まって、少し涼しくなったのでどうぞご勘弁を~
名古屋発!税理士アニキの感動!笑売
は毎月1日、15日に更新しています。お楽しみに!!