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榊原輝重税理士事務所

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名古屋発 税理士アニキの感動!笑売

2025年10月10日

わが社の資金繰りは大丈夫か?を一発で見分けるポイント

物価高騰やトランプ関税で、国内の経済は不透明感を増しています。

そんな中で中小企業の社長さんたちは頑張っています。

 

でも・・・

 

現金残高が減ってきている。

毎月の売上が思うように上がらない。

従業員の賃金は上がるばかり。

わが社の資金繰りは大丈夫か?

そんな心配は尽きませんね。

 

 

 

資金繰りは、どこで分かるのか

 

 

経営者の皆さんは、損益計算書はいつもしっかり見ています。

儲かっているか、赤字か、それが分かるからです。

赤字が続けば資金繰りが心配になって来るところ。

ですが、見るべきところは損益計算書ではありません。

貸借対照表を見ると一目瞭然なのです。

 

 

貸借対照表の勘定科目の並びは決まっている

 

 

貸借対照表は、文字通り右と左に対照となっています。

右と左のそれぞれの合計額が一致するので、

上手に立っているやじろべえのように、バランスが取れているのです。

 

貸借対照表の左側は、資産、つまりプラスの財産が表示されています。

貸借対照表の右側は、負債、つまりマイナスの財産が表示されています。

その差額が、右側の下に、純資産として表示されています。

 

貸借対照表の勘定科目は表示の順番が会計ルールで定められています。

資産には、上から順に現金化しやすいものが並んでいます。

負債には、上から順に早くお金が出ていくものが並んでいます。

 

ちなみに資産の最上位は「現金」そのもの。

負債の最上位は「支払手形」です。

 

なぜ支払手形かというと、不渡りを出した瞬間、会社の血流は止まったも同然になります。

人間なら死んでしまう状態です。

 

 

見るポイントは流動資産と流動負債

 

 

資産の部には大きく分けて二つに分けることができます。

流動資産と固定資産です。

流動資産は一年以内に現金化できるものです。

 

一方、負債の部も同様に二つに分けることができます。

流動負債と固定負債です。

流動負債は一年以内に会社の外へお金が出て行ってしまうものです。

 

そこで、資金繰りの安全性を確認するのは、

流動資産と流動負債を見比べることです。

 

流動資産>流動負債

これなら健康です。

その金額が2倍以上であれば、心配ありません。

 

流動資産≦流動負債

不健康な状況です。

社長は営業より、資金繰りに奔走しなければなりません。

 

損益計算書が成績表なら、

貸借対照表は健康診断書。

 

まずはご自身の会社が健康かどうか、確認してみてください。

人間が定期健康診断をするのと一緒です。

もし数字が悪くても、すぐ死んじゃうわけではありません。

健康になるように節制して、習慣や行動を変えていけば良いのです。

 

手の打ちどころが分かれば、あとは実行するのみ。

信頼のおける税理士さんと決算書や試算表を読み込んで、

健康な会社を作っていきましょうね。

 

 

 

 

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